私の周りでは持ち物に名前を付けるのが流行っているようです。
本人たちはハヤリという自覚はないと思いますが
持ち物に名前を付けて自分のペットのように扱うしぐさが可愛いと自覚しているようです。
そしてその可愛さを競っているように見えます。
こうゆう風習と言うか雰囲気にはどうもついていけません。
ただ、私も考えてみると名前を付けていた持ち物があって、
それに気付いた時には無意識で自然に名前を付けていた事に自分でもビックリでした。
その持ち物を言うのは自転車です。
高価なものではなく普通の自転車ですが
私が名付けた名前は『リムジン』です。
名前を付けたと言ってもさすがに呼びかけたりはしないのですが、
例えば雨が降っていると「あぁ、今日はリムジンは無理だな」とか、
隣の駅まで行くときに「リムジンだったら１０分くらいかな」という具合に、
私の中では自転車ではなくリムジンだったんです。
誰にも話した事のなかったエピソードです。
それもそのはず自分でも気付いてなかったんですから。
人知れず駅までリムジンで通っている私。
そしてリムジンで家まで帰っているなんて
人に話せるはずもないですよね。